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記憶力と集中力をサポートする韓方:聡明湯|受験生・勉強におすすめの漢方

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大林洞 ハンサラン韓方クリニック です。今回は、記憶力や集中力をサポートし、頭をクリアに保つために用いられる韓方処方 聡明湯(そうめいとう) についてご紹介します。 こちらの内容は韓国語ブログの記事を基に作成しています👇 📌 韓国語原文はこちら 聡明湯とは? 聡明湯(聰明湯) は、頭がぼんやりする・記憶が定着しにくい・集中が続かないといった状態を整えるために用いられてきた韓方方剤です。単に「覚えるため」ではなく、思考の明瞭さと精神の落ち着きをサポートします。 主要成分 遠志(おんじ) — 心と精神を安定させ、記憶を助ける 石菖蒲(せきしょうぶ) — 頭のもやを晴らし、思考をクリアにする 茯神(ぶくしん) — 不安を和らげ、落ち着いた集中状態をつくる 韓医学的な働き 韓医学では、記憶力低下や集中力の乱れは、体内に溜まった「痰(たん)」が心と脳の通り道を塞ぐことで生じると考えます。 聡明湯は: 頭をスッキリさせる (開竅) 心を落ち着かせる (安神) 思考の流れを整える こんな方におすすめ 受験やテスト勉強に取り組んでいる方 デスクワークや企画・設計など脳を多用する方 最近物忘れが増えたと感じる方 考えがまとまらず、頭が疲れやすい方 キャラメルタイプの聡明湯 煎じ薬だけでなく、 キャラメル状のソフトチュアブルタイプ もご用意しています。 無糖(イソマルト・キシリトール使用) 携帯しやすく、味もやさしい お子様や受験生にも飲みやすい 一緒に使われることが多い処方 聡明湯 + 供辰丹 — 記憶力 + 体力サポート 抑肝散 — 落ち着きにくい / 集中が持続しない場合 通鼻丹 — 鼻づまり・鼻炎で集中が妨げられる場合 清脳丸 — 物忘れが気になる場合 アクセス 大林洞 ハンサラン韓方クリニック ソウル特別市 永登浦区 Digital-ro 54-gil 3 Dongboビル 2階 🚇 地下鉄 2号線 九老デジタル団地駅 / 7号線 大林駅 近く

独活寄生湯(どっかつきせいとう)|慢性腰痛・腰背部痛に用いる韓方処方(Duhuo Jisheng Tang)

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ソウル・大林洞(テリムドン)のハンサラン韓方医院 では、伝統的な韓方処方である 独活寄生湯(どっかつきせいとう / Duhuo Jisheng Tang) をご紹介します。この処方は 慢性的な腰痛 や 腰背部痛 に広く用いられ、肝腎を補い、筋骨を強化し、風湿を除くことで体質を整えながら痛みを和らげます。 韓医学における慢性腰痛の考え方 韓医学では慢性腰痛を単なる筋肉や骨格の問題とは見なさず、 肝と腎の機能低下 および 風・寒・湿の侵入 によるものと考えます。肝は筋を司り、腎は骨を主るため、この両者が虚すと筋骨が弱まり、外邪が侵入しやすくなり、痛みが長引くとされています。 第一の効能:肝腎を補い、筋骨を強化 独活寄生湯 は単なる鎮痛ではなく、 身体の基盤を補う ことを目的としています。肝腎を補うことで腰部と下肢の安定性を高め、慢性腰痛の再発を防ぎます。 第二の効能:気血を養い、回復力を高める 慢性的な痛みは気と血を消耗します。本方は 四君子湯(補気) と 四物湯(補血) の理論を組み合わせた構成で、 八珍湯 に似たバランスを持ち、疲労感を軽減し、循環と再生力を促します。 第三の効能:風湿を除き、炎症とこわばりを改善 韓医学でいう「風・寒・湿」は、現代医学的には炎症、浮腫、筋肉のこわばりに相当します。独活、防風、細辛、桂心(シナモン)などの生薬がこれらを除き、 痛み・こわばり・腫れ を緩和します。 出典と歴史 独活寄生湯 は唐代の名医 孫思邈(そんしばく) による医学書『 備急千金要方 』に初めて記載された処方です。原文では「風寒湿痺、腰膝疼痛、筋骨攣急、肢節重著を治す」と記されており、 肝腎を補い、気血を養い、風湿を除く 代表的な治療法として伝えられています。 主な構成生薬 補血・活血: 当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、芍薬(しゃくやく)、熟地黄(じゅくじおう) 補気・健脾: 人参(にんじん)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、甘草(かんぞう) 強筋・健骨: 桑寄生(そうきせい)、杜仲(とちゅう)、牛膝(ごしつ) 祛風・除湿: 独活(どっかつ)、防風(ぼうふう)、細辛(さいしん)、桂心(けいしん) ※実際の処方は体質や症状に応じて調整されます。 独活寄生湯が適している方 腰や膝に...

痰湿・めまい・消化不良の韓方治療:二陳湯(Ijintang)|ソウル・ハンサラン韓方医院

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痰湿・めまい・消化不良の韓方治療:二陳湯(Ijintang) ソウル・ハンサラン韓方医院(Hansarang Korean Medicine Clinic) では、 二陳湯(Ijintang) を 痰湿・めまい・食欲不振・消化不良・倦怠感 などの症状に用いる代表的な韓方処方として活用しています。二陳湯は体内の余分な湿を除去し、痰を取り除き、気の流れを整える効果があります。 二陳湯とは? 二陳湯は「痰を除く基本方」として知られ、韓医学および中医学で最も広く使われる痰湿治療の基本処方の一つです。後世の多くの去痰・健脾化湿方の基礎となっています。 主な構成生薬 主要な構成は 半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、陳皮(チンピ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ) の5つです。これらの生薬が協力して、湿を乾かし痰を除き、脾胃の働きを整えます。 痰湿(たんしつ)とは? 痰湿とは、単なる痰のことではなく、脾胃の働きが弱くなり体内の水分代謝が滞ることで生じる病理的な状態を指します。体内の余分な湿や痰が気の流れを妨げ、消化やメンタル面にさまざまな不調をもたらします。 痰湿による主な症状 消化器系:吐き気、膨満感、食欲不振、消化不良 神経系:めまい、不安、不眠、頭重感 呼吸器系:咳、痰が多い、胸のつかえ 全身症状:倦怠感、むくみ、体の重だるさ これらの症状が同時に現れる場合、気の巡りを調え、体内の湿と痰を取り除く基本処方として二陳湯が用いられます。 作用と特徴 二陳湯は 燥湿化痰(そうしつけたん) と 理気和中(りきわちゅう) という二つの主要な作用を持ちます。体内の湿を乾かし痰を除くと同時に、気の巡りを改善して消化機能を整える効果があります。 二陳湯の加味方・派生方 臨床では、患者の体質や症状に合わせて二陳湯を加減し、さまざまな派生処方が用いられます。 正伝加味二陳湯 — 痰滞と気滞による消化不良や腹部膨満に。 構成:半夏、茯苓、陳皮、甘草、生姜、白朮、蒼朮、枳殻、砂仁。 脾胃の運化を促進し、胸腹のつかえを改善します。 六君子湯(リックンシトウ) — 脾気を補い、痰湿を取り除く。 構成:人参、白朮、茯苓、甘草、半夏、陳皮。 慢性...

喉の痛み・咽喉炎の緩和に|トローチ型韓方「清咽愉快丸(チョンインユケファン)」〈甘桔湯ベース〉

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ハンサラン韓方クリニック(Hansarang Korean Medicine Clinic) では、喉の痛みや咽喉炎の緩和に役立つ韓方処方 清咽愉快丸(チョンインユケファン) をご紹介します。古典処方 甘桔湯 を基にしたトローチ型の韓方薬で、現代のライフスタイルに合わせて手軽に服用できるよう設計されています。 咽喉炎と喉の痛みの理解 咽喉(いんこう)は咽頭と喉頭を合わせた部位で、風邪、空気汚染、声の酷使などで炎症を起こしやすい場所です。炎症が生じると、痛み、声枯れ、嚥下時のヒリつきや違和感が現れます。 清咽愉快丸 は喉の熱や炎症を鎮め、こうした症状の緩和を目指します。 主要成分と起源:甘桔湯 清咽愉快丸 の基礎となる 甘桔湯 は、 甘草 と 桔梗 というシンプルな二味で構成され、古来、喉の痛みや咳の緩和に用いられてきました。甘草は抗炎症・鎮痛に、桔梗は去痰と薬効を喉へ導く働きがあるとされます。二味の調和により、呼吸を楽にし、喉の刺激を抑えるのが甘桔湯の要点です。 現代的なトローチ型韓方薬 清咽愉快丸 は口内でゆっくり溶かして服用する トローチ(のど飴) タイプ。煎じ薬に比べて苦味が少なく、携帯しやすく、日常の中でこまめに摂取しやすいのが特徴です。目安は 1日3〜6回、1回1錠 を喉の違和感を覚えたときにゆっくり溶かして服用します。砂糖を避けたい方には 清咽愉快丸LS (無糖タイプ)もあります。 清咽愉快丸が役立つケース 風邪初期のイガイガ・ヒリヒリ 嚥下時の強い喉の痛み 扁桃腺の腫れ・充血を繰り返す 教師・歌手・講師など声の酷使が多い方 黄砂やPM2.5など外的刺激で喉の不快感が続く方 併用におすすめの韓方処方 声枯れや喉頭の炎症には 響声破笛丸(きょうせいはてきがん / Hyangseong-Pajeokhwan) の併用がおすすめです。 👉 響声破笛丸(声枯れ・声帯結節・喉頭炎)の詳しい解説はこちら 咳や痰が目立つ場合は 枇杷鎮咳膏(びわちんがいこう / Bipa-Jinhae-go) との併用、鼻づまりが強い場合は 通鼻丹(つうびたん / Tongbidan) の併用も検討します。 注意事項とご相談 本記事は一般的な韓医学情報の提供を目的としています。体質や症状により効果は異なる場合が...

ものもらい・ニキビ・膀胱炎の漢方治療:排膿散及湯 | ハンサラン韓方クリニック

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ハンサラン韓方クリニック(Hansarang Korean Medicine Clinic) では、ものもらい・ニキビ・膀胱炎などの炎症性疾患に用いられる伝統漢方 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう) をご紹介します。この記事では、その作用原理、構成生薬、使用方法について詳しく解説します。 排膿散及湯とは? 排膿散及湯はその名の通り、「膿を排出し炎症を鎮める」ことを目的とした漢方処方です。東洋医学では、このような化膿性炎症を「癰疽(ようそ)」と呼び、体内の熱毒や気血の滞りが原因と考えます。本方は清熱解毒と活血化瘀によって炎症の根本を整えます。 作用メカニズム 排膿散及湯は、炎症を抑えるだけでなく、患部の血流を改善し、毒素の排出を促進します。これにより、まだ膿が形成されていない炎症は拡散して消え、すでに膿ができた場合は速やかに排出され、自然治癒力が高まります。 剤形:丸剤と軟膏状エキス剤 ハンサランクリニックでは、 丸剤 と 軟膏状エキス剤 の2種類を処方しています。丸剤は携帯や服用が容易で、軟膏状エキスは吸収が速く、炎症が強い初期段階で効果を発揮します。体質や症状の程度により、最適な形で調合されます。 主要成分と薬理作用 桔梗(ききょう) – 膿を排出し、のどや呼吸器の炎症を鎮めます。 甘草(かんぞう) – 抗炎症・解毒作用があり、他の生薬の調和を助けます。 枳実(きじつ) – 気の流れを促進し、腫れや痛みをやわらげます。 芍薬(しゃくやく) – 血流を改善し、筋肉の緊張や炎症による痛みを軽減します。 生姜・大棗(しょうが・たいそう) – 胃腸を守り、薬効の吸収を助けます。 ものもらいとニキビに対する効果 排膿散及湯は、目の周囲が腫れ痛むものもらいや、膿を伴うニキビに対して炎症を鎮め、膿の排出を促進します。赤みや腫れを軽減し、再発や瘢痕を防ぐ効果が期待されます。 膀胱炎や咽喉炎への応用 膀胱炎は東洋医学では「湿熱」による炎症とされます。本方は下腹部の熱毒を除き、排尿を促進して不快感を和らげます。また、桔梗と甘草の組み合わせにより、 咽喉炎・扁桃炎 などの上部炎症にも有効です。 現代薬理学の観点 近年の研究では、桔梗に含まれる プラティコディン(Platycodin) 、甘草に含まれる グリチルリチン(G...

胃無力症の原因・症状・治療法と韓方処方「温胃丸(オンウィファン)」の効能 | ソウル大林洞ハンサラン韓医院

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ソウル大林洞ハンサラン韓医院(Hansarang Korean Medicine Clinic) では、胃無力症の原因・症状・治療法、そして韓方薬 「温胃丸(オンウィファン)」 の効能についてご紹介します。 胃無力症とは? 胃無力症とは、胃の運動機能が低下し、食べ物が胃の中に長時間留まる状態を指します。胃潰瘍などの器質的異常がなくても、胃の動きが鈍くなることで慢性的な消化不良が起こります。一時的な食べ過ぎによる胃もたれとは異なり、長期間続くと生活の質に大きな影響を与えるため、原因の把握と早期治療が大切です。 胃無力症の主な原因 胃無力症の原因はさまざまです。暴飲暴食や脂っこい食事、夜食の習慣などが直接的な原因となることがあります。また、ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れも胃の動きを弱める要因です。体力低下や脾胃の機能低下(韓医学では「脾胃気虚」)も関係しています。つまり、胃無力症は食生活・体質・精神的要素が複合的に関わる疾患といえます。 韓医学から見た胃無力症 韓医学では、胃無力症を単なる胃の問題としてではなく、「脾胃気虚」という全身的なエネルギーの低下として捉えます。脾胃は食べ物の消化吸収を司る中心的な臓器であり、過労や不規則な生活で気が弱ると、胃が動く力を失います。さらにストレスによって「肝気鬱結(かんきうっけつ)」が生じると、胃の働きが一層低下し、膨満感やげっぷ、消化不良などの症状が現れます。 痰積(たんせき)と胃無力症の関係 胃の運動が長期間低下すると、未消化の食物残渣が停滞・腐敗し、「痰積(たんせき)」と呼ばれる病理的物質が形成されます。痰積は胃壁を硬くし、蠕動運動を妨げます。みぞおちを押すと硬く痛みを感じる場合、痰積の存在が疑われます。痰積は消化不良だけでなく、頭痛やめまい、慢性疲労など全身症状の原因にもなります。 韓方治療:温胃丸(オンウィファン) 温胃丸(オンウィファン) は、胃無力症の改善に広く使われる代表的な韓方薬です。主な構成生薬は、 香附(こうぶ)、白朮(びゃくじゅつ)、陳皮(ちんぴ)、厚朴(こうぼく)、藿香(かっこう)、砂仁(しゃにん)、乾姜(かんきょう)、肉桂(にくけい)、呉茱萸(ごしゅゆ)、木香(もっこう)、川烏(せんう)、丁香(ちょうこう) などです。これらの温性薬材が腹部の血流を促進し、脾胃の働...

韓方消化薬「霊神丸」| 消化不良・胃もたれを和らげるソウル韓医院の伝統処方

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ソウル大林洞のHansarang韓医院 では、伝統的な韓方消化薬 霊神丸(Youngshin-hwan) をご紹介しています。自然の生薬から作られたこの韓方丸薬は、「韓方の胃薬」として知られ、胃もたれや食べ過ぎ、消化不良などに悩む方に用いられています。 なぜ韓方消化薬「霊神丸」が必要なのか 油っこい食事をしたあと、早食いやストレスの多い日などに、胃の重さや胸の圧迫感、消化の遅れを感じることはありませんか?これらは典型的な消化不良の症状です。 韓医学では、消化不良を単なる胃の不調としてではなく、「気」の流れや脾胃のバランスの乱れとして捉えます。 霊神丸 は、食積や慢性的な胃の不快感を改善するために長年使われてきた、経験に基づく韓方消化薬です。 霊神丸の由来 古典書『東医宝鑑』にも「霊神丸」という名が登場しますが、現代の霊神丸はそれとは異なる構成を持ちます。現在の霊神丸は20世紀以降に発展した経験処方で、胃の張りや食べ過ぎによる不快感を和らげる韓方消化薬として知られています。 特定の古方ではなく、臨床経験から生まれた実践的な処方であるため、食べすぎや胃の停滞感に特に効果が期待できます。 霊神丸の主な成分 霊神丸 の成分は医療機関によって多少異なりますが、基本的には消化を助け、胃腸の働きを整える生薬が中心です。 代表的な生薬成分 白朮(ビャクジュツ): 脾を補い、湿を取り除き、胃の張りを改善します。 厚朴(コウボク): 気の流れを促し、胃の膨満感を軽減します。 陳皮(チンピ): 気を巡らせ、胸のつかえを和らげます。 神麹・麦芽(シンキク・バクガ): 消化酵素のように働き、食べ物の分解を助けます。 砂仁(シャニン): 胃を温め、冷えによる消化不良や腹痛を緩和します。 肉豆蔻・丁香・桂皮・豆蔻: 胃を温め、血行と消化を促進します。 霊神丸の作用 霊神丸 は、胃の自然な運動を促進し、食べ物がスムーズに消化管を通過するようサポートします。胃の重さを軽減し、食べ物の滞留を防ぎます。 体内の湿気を取り除き、気の流れを整えることで、慢性的な胃の張りや食後の不快感を和らげるとされています。 霊神丸をおすすめしたい方 食べすぎや早食いでよく胃もたれを感じる方。 ストレスや緊張で胃の調子が悪くなる方。 油っこ...

声帯結節・嗄声(声枯れ)・慢性喉頭炎 ― 響声破笛丸(きょうせいはてきがん) | ソウル大林洞・韓医堂ハンサラン韓方クリニック

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響声破笛丸(きょうせいはてきがん) は、歌手・俳優・教師・講師など発声を仕事で多用する方のために用いられる韓方処方で、 声帯結節 、 嗄声(声枯れ) 、 慢性喉頭炎 のケアを目的としています。ソウル・ 大林洞のハンサラン韓方クリニック では、咽喉の炎症をしずめ、痰や異物感を和らげ、声帯粘膜の回復を後押しするために本方を活用しています。 名称の意味:「響声」と「破笛」 「 響声 」は“響きのある声”“明瞭な発声”の回復を示唆し、「 破笛 」は“詰まった笛を通す”という比喩で、声帯を楽器にたとえ、痰・浮腫・瘀血などの阻害因子を取り除き、健やかな振動を取り戻すことを表します。つまり、本方は 清熱・化痰・活血 を図り、声の質と共鳴の回復を目指します。 韓医学(韓方)での考え方 過度な発声や外邪により咽喉部に 風熱と乾燥 がこもると、発赤・腫脹・痛み・痰の粘稠化、そして嗄声が起こりやすくなります。響声破笛丸は次のような働きを期待して用います。 清熱解毒 :喉頭部の熱感と炎症をしずめる。 化痰利咽 :痰や異物感を軽減し、通りを助ける。 活血通絡 :微小循環を整え、局所のうっ滞を和らげる。 粘膜保護・滋潤 :声帯粘膜の回復環境を整える。 主要生薬とシナジー 連翹 ・ 薄荷 :清熱解毒・咽喉の不快感を鎮める。 桔梗 :薬効を咽喉に導き、化痰を助ける。 甘草 :諸薬を調和し、粘膜保護・抗炎症を補助。 川芎 ・ 当帰 :活血・栄養を促し、声帯周囲の微小な瘀滞や腫れを和らげる。 これらが組み合わさることで、痛みの軽減だけでなく、 声の明瞭さ・共鳴の回復 を後押しします。 こんな方に 発声を日常的に多用する職業(歌手・俳優・教師・講師・プレゼンが多い方)。 少し話すだけで声がかれやすい/声が続かない。 咽喉の痰・異物感、慢性的な咳や清嗽がある。 声帯結節・声帯ポリープ傾向 、 慢性喉頭炎 といわれたことがある。 剤形と服用 一般に 丸剤(丸) として処方します。丸剤が苦手な方には、 膏状(ペースト) に調整することも可能です。体質・症状・発声負荷に応じて、用量・期間は 個別にご相談の上で決定 します。 併用の一例 Cheongin-Yukoe-hwan(チョンイ...